デフレや震災などによる自粛ムードから停滞していた外食のファミレスに客足が戻ってきている。
前年に比べて客数が2か月連続で伸びている。

また、注文メニューでもちょっと高めの肉類などが好調だ。
「デフレ疲れ」から「脱デフレ」への期待感が消費を刺激している。

一方、ファミレス各社の経営努力も見逃せない。
各社が大量出店という量の追求の清算を終え、メニューや接客などで質の向上を図っている。

すかいらーくは、アメリカの事業再生ファンド、ベインキャピタルが大株主となり事業改革を行っている。
すかいらーくは、2000年代に年間200~300店という大量出店を行ったが、ほとんどが赤字店舗で5期連続の最終赤字を計上していいた。

これに対して、この2年間で、500店舗を閉鎖した。
また、多くの多様な人材を集めて改革を進めているのが特徴だ。

アメリカマクドナルドの元社長、ユニクロの元店舗開発者、マクドナルドの厨房設備責任者などが、従来のシガラミにとらわれずに活躍している。

ロイヤルホストも、他社の低価格攻勢に自社の強みを見失っていたが、自社の顧客である中年女性をターゲットにメニュー政策を充実させてきている。

例えば、黒毛和牛と黒豚を使った「黒×黒ハンバーグ」は、2009年の販売開始後3カ月で100万食を売り上げる大ヒット商品となった。

セブン&アイのデニーズも7月中旬に約2年半かけて開発した新メニュ―を発表した。
単価1000円前後のやや高額なメニューだ。

円安による食材価格の上昇や消費税増税などの懸念材料はあるが、ファミレスの復活への足取りは、確かなようだ…。