昨年発足した日本の格安航空(LCC)は、3社。

ANAが出資しているピーチ、JAL系のジェットスター、それに、これもANA系の合弁会社エアアジアだ。

現在、この3社の中でピーチが快走している。
ピーチは今年の9月に累計搭乗者300万人を突破。
ジェットスターの200万人、エアアジア80万人を大きく引き離している。

ピーチは関西新空港をベースにして国内線、国際線に就航している。
徹底したコスト管理とマーケットインの姿勢が成功の源だ。

格安航空というと、遅れなどによる不安定な運航が心配になる。

ピーチの欠航の少なさは、既存航空会社のANAやJALをも上回る。
欠航がないことが低コスト運航の前提にもなっている。

また関西と韓国ソウルを「日帰りスペシャル」往復7400円として売り出すなど、地元関西に根差した新需要も作り出しつつある。
10月27日からは関空―成田路線も開設し、首都圏ともつながる。

関空の増便の枠が一杯になり、今後は、沖縄の那覇空港を第二のベースとして、さらにアジア路線を強化していく。

ピーチの井上CEOは、出身会社のANAの企業文化ではLCCは成功しないと、ANAを飛び出して会社を設立。

香港の投資会社からも出資を引き出し、自主独立で機動的な経営を実践している。

日本初のLCCという新しいビジネスモデルを築きながら、計画を上回るペースで搭乗者を集めるピーチの快走は、まだまだ続きそうだ…。