経営というと一般の社員からは、「社長や幹部がやること」と思われることが多い。

「難しそう」という感じも受けるのだろう。

しかし、経営の神様と言われた松下幸之助氏から見ると、経営とは、そういうものではない。

「経営とは、社会から預かった大切な人、物、金を最も効果的に運用して、より良い価値を創造すること」


「どんな小さな仕事や作業にも経営があり、より良い価値の創造がある」

「どのような仕事も、一つの経営として考え、商売として考え、『わが事』として打ち込んでいくところに適切な工夫や意欲が生まれ、より良い成果を上げることができる」


経営とは、社会人ならすべての人が心がけるべきものだ。

「社会から預った大切な資産」とは、水や空気などの環境、社会的インフラ、それに、ヒト、モノ、カネなど。

自分自身の能力や性格、身体なども実は、「預った資産」なのだろう。

こうした資産を集め、組み合わせ、つなぎ、より良い価値に、社会や人の役に立つものに、変えていくことが経営だ。

そこには、やはり「わが事」として、打ち込んでいく意欲がなければならない。

工夫もなく、漫然と過ごしてしまう・・・。

「わが事」と感じてもらうには、どうしたらいいのか、それこそが経営者の苦心するところだ。

答えのひとつが、「危機感」、「切羽詰った状態」だ。