起業家の「予期せぬ成功」・・・ウイリアム・リグレーの場合

1)シカゴのウイリアム・リグレーは、石鹸工場を作った

2)石鹸の宣伝のために、ベーキング・パウダーを配った

3)石鹸よりも、ベーキング・パウダーの方が好評だった

4)そこで、石鹸をやめ、ベーキング・パウダーを作ることにした

5)ベーキング・パウダーの宣伝のために、チューイング・ガムをつけた

6)ベーキング・パウダーより、チューイング・ガムの方が好評だった

7)ベーキング・パウダーを作るのをやめ、チューイング・ガムを作ることにした

8)現在、リグレーは、世界最大のガム会社となっている

(中国市場でのシェアも50%と最大だ)。

起業家の描いたプランがそのまま実現することは、案外少ない。

「何か」にたどり着くまでには、「予期せぬ失敗」と「予期せぬ成功」がある。

そして、最も重要なのは、ウイリアム・リグレーのような「素直さ」、「柔軟さ」なのかもしれない…。