「どんな小さな作業にも『経営』がある…」 松下幸之助

「経営」というと難しそうな印象がある。

「それは、経営者がやることで、私、私たちには関係がありません」ということになる。

しかし、パナソニック(松下電器)を創業した松下幸之助氏の説く「経営」は、そういうものではなさそうだ。

「どんな小さな仕事や作業にも『経営』があり、より良い価値の創造がある」

「経営」は、経営者だけがやることではない。

小さな小さな作業、仕事にも「経営がある」と言う。

その「経営」とは、何だろう?

「経営とは、社会から預った大切な人、物、金を最も効果的に運用して、より良い価値を創造すること」

「どのような仕事も、ひとつの経営として考え、商売として考え、『わが事』として打ち込んで行くところに適切な工夫や意欲が生まれ、より良い成果をあげることができる」

自分が任せられた仕事を「他人事」や「他所ごと」ではなく、「わが事」として取り組むことが、「経営」だ。
それは、「姿勢」、「取り組み方」なのだろう。

「仕事の『主人公』になることが大切なんだよ」と松下氏が言っているように思える…。