ハーバード大学の先生たちが、ある電気器具を作る工場(ホーソン工場)で、どうしたら生産効率が上がるかの実験をした。

当初のテーマは、「照明の明るさと生産効率の関係」だった。

照明の明るさを変えていくと、どのように生産効率が変わるか?

しかし結果は予想を完全に覆した。

照明を明るくしても、暗くしてもどちらの条件でも、作業能率は上がっていったのだ。

同じ工場でさらに別の実験も行われた。

今度は、休憩時間、軽食、部屋の温度・湿度などの条件を変えてみた。

対象となった6人の女性の作業能率は、これらの条件に関わらず、やはり一貫して上昇していった。

これらの実験(ホーソン実験)から、外的な条件よりも、人間の内的な条件(感情)が能率に大きな影響を及ぼすことが「発見」された。

様々な要因が分析された。

女性たちは、偉い学者たちに注目されことで、誇らしく思い、やる気がでた。

仲間の結束力が高まってやる気がでた、など。

1924年から8年間、続けられた研究だが、今なお、その成果の意味は重い。

人に注目されること、誇りが持てること、仲間がいること、これらが、「やる気」を育み、組織活動の成果を大きくする。