企業の強みとなる経営資源には、目に見えるものと目に見えないものがある。
目に見えるものは、お金で測定もできるので、バランスシートに計上することができる。

しかし、現代の経営では、目に見えないもの、「見えざる資産」は、競争力の源泉として、ますます重要性が高まっている。

目に見えるものは、形あるものだから、何らかの形で、マネされる。
目に見えないものは、なかなかマネをすることはできない。
だから、競争力の源泉として価値がある。

このあたりのことをチェックするのが、「VRIO分析」というフレームワークだ。

VRIO(「ブリオ」と読む)とは、

1.Value 「経済価値」

2.Rarity 「希少性」

3.Inimitability 「模倣困難性」

4.Organization 「組織」

という4つの言葉の頭文字。

1.Value(経済価値)
その経営資源は価値があるものなのか?

2.Rarity(希少性)
その経営資源は、他にあまりないものなのか?
競争相手が手に入れにくいものか?

3.Imitability(模倣可能性)
その経営資源は、競争相手が本当に模倣しにくいものか?

4.Organization(組織)
その経営資源を活用する組織体制はあるのか?

(顧客にとって)価値があり、なかなか入手しづらく、模倣が困難で、組織として、それを生かすしくみになっているのであれば、大変な財産、「見えざる資産」を持っていることになる。

しかし、経営資源という状態は、まだ「持っている」、「社内にある」という段階だ。
顧客に価値ある提案という形で提示しなければ、「宝の持ち腐れ」になってしまうこととなる…。